バニラエアの評判は竹内チーフパーサーのおかげ?気になる口コミって?

バニラエア
バニラエアは最近LCCに参入して来た、航空会社と思っている方も多いと思いますが、
実は名前がバニラエアに変更になったのです。
もともとはPeachなどと同じ頃に就航をはじめている航空会社なのです。
バニラエアの歴史
バニラエアは当初からバニラエアの名前で運用されていた訳ではありません。
元々は、ANAとエアアジアの合弁で作られた航空空会社で、
当時は「エアアジア・ジャパン」として2011年に会社設立をしています。
一応の経営方針はブランドや機体色・機内サービスなどは、
エアアジアが行うなどで話がまとまっています。
チケット購入は、旅行会社経由で購入できるようにしています。
これって意外と手間かもしれませんよね。
ただ、このエアアジアは成功している会社だけに、
強気の経営方針を打ち出します2012年5月の段階で、
5年後には1000億の売り上げを目標に掲げていました。
これだけ大きな事を言っているだけあって、
会社設立1年後には初就航にこぎつけています。
この年には国際線として韓国・仁川線・釜山線を就航させており、
実績さながらの年になっています。
翌年2013年には中部国際空港を第二ハブ化させたにも関わらず、
6月にANAの経営方針とエアアジアの経営方針の食い違いから合弁会社を解消し、
エアアジアは日本から撤退していきます。
エアアジアが撤退してしまったので、ANAが100%出資する事になります。
10月31日まではエアアジア・ジャパンとして飛行する事を決定し、
最終的には機材をエアアジアに返却するために、
10月26日でエアアジア・ジャパンとしては最後の就航となっています。
2013年3月時点でのエアアジア・ジャパンの営業損益は35億円となっており、
業務改善の見直しを図る段階での提携解消になっています。
提携解消後は国内線の搭乗率が80%以上になり、
8月には搭乗率で88%を記録しています。
ANA単独となり100%子会社化になります。
ANAは提携終了車名を変更する事を発表します。
それが「バニラエア」となり新たな出発となるのです。
ただ、バニラエアになってからも問題が解決したわけではなく、
第一ハブ空港を成田空港にしていた為に、国内需要が見込めないだろうと経営陣は判断します。
そこで打ち出したバニラエアのコンセプトは「リゾート」。
国外の観光路線に特化した航空会社を目指す事になります。
その時は当面は新千歳と那覇空港に就航することとしています。
今までの業務を改善する事で、日本人好みのサービスに変更する事で、
予約が取れにくい状況になるほど、搭乗率の回復が目に見える結果につながって行きます。
本格てきに「バニラエア」として運航を開始し始めたのが2013年12月20日
成田-那覇・成田-桃園線を就航させています。
この時の予約状況では那覇線で81%、
桃園では最終的に万席になるなどバニラエアとしては順調な滑り出しになります。
その後は、コンセプト「リゾート」を旗印に就航便数を増やして行きます。
就航先はセブ島やホーチミン・香港・高雄等をする事で、
リゾート地や観光地への就航数が増えて行きます。
国内でも奄美大島や函館などに就航する等リゾート航空としての地位を築き始めて行くのです。
バニラエアの特徴
バニラエアの最大の特徴と言うとやはり、格安航空チケットになるのではないでしょうか。
他のLCCも格安チケットを販売して言いますが、少し中身が違っている様です。
基本的な価格は日本航空やANAよりも半額ぐらいの金額設定になっています。
LCCでもちょっと高めのスカイマークよりも20~30%は安くなっているのではないでしょうか。
またPeachやジェットスター等のチケットよりは高めに設定されています。
これだと、Peachやジェットスターに乗客が奪われてしまう可能性が高いです。
そこは、違う策を講じて対抗しています。それは手数料です。
手数料を他のLCCよりも安く設定する事で、運賃は高いがトータルコストでは、
ほぼ同じと言うところを、バニラエアは狙っています。
それを表しているのが受託手荷物です。
他のLCCとは違ってバニラエアは基本料金で受託手荷物を20kgまで無料で預ける事が出来るのです。
また予約に関しても空港カウンターで予約すると700円、
コールセンターで予約すると300円となっており、
他のLCCとは違った形で競争力を高めようとしているのが特徴と言ってもいいでしょう。
バニラエアでは個人での旅行も安く行えるのですが、
団体旅行で利用する場合はかなりお得な設定もされているのです。
それが、バニラエアの割引サービス「みんなで割」です。
この「みんなで割」は4人以上の団体で往復チケットを購入する事で、
格安料金から更に10%も割り引いてくれると言う物です。
この時に「コミコミバニラ」を合わせる事で、
団体でまとまった席に座ることが出来る利点と、
旅行で多くなった受託手荷物を追加料金が発生しないで飛行機に積み込める利点も、
バニラエアの特徴ではないでしょうか。
さすがリゾートに特化した航空会社と言えるサービス内容だと思います。
バニラエアを選んでいる理由
LCCの航空会社の口コミを見ている限り必ず出てくるのが、グランドスタッフの対応の悪さです。
確かに搭乗締め切りギリギリで来る客が多ければ、にこやかな対応も取れにくくなってしまいます。
この辺りは、客の空港入りが確実に遅いと言う事が明白なことは確かです。
バニラエアに関しては、グランドスタッフの対応の悪さを指摘する口コミが他のLCCよりもかな
り少なめと言っていいでしょう。
ほとんどの方が、にこやかな対応で、次回もバニラエアを選択すると言う口コミが多いです。
次に必ず出るのが手荷物の制限です。
これはLCCにとっては厄介な問題でも有るでしょう。
バニラエアに関しては基本料金で受託手荷物を20㎏までは無料、
と言う大胆な策を講じている所がかなり乗客には人気があるようです。
他のLCCでは有料となるとこと、無料で預けられる訳ですから、
これもかなり口コミでは好評のようです。
ただ、たまに箱に入れてください的な事をしているようなので、
それに当たらない事だけを祈っている方も多いようです。
不思議な事にバニラエアのCAの口コミが非常に少ないのも特徴的なのかもしれません。
他のLCCではかなり悪評の口コミがされているケースが多く、
CAの教育が出来ていない・CAの態度が悪すぎる・愛想笑いの一つもないなどが多いようですが、
こちらに関してもバニラエアではほとんど悪い口コミはなく、笑顔で対応してくれました。
と言うのが圧倒的に多く感じています。
これはANAが教育をしている関係があるのではないでしょうか。
バニラエアでは多くの口コミが、チェックインカウンターまでが遠かったり、
わかりにくかったと言う方の口コミが多いようです。
確かにLCC航空会社に割り振られる場所がどうしてもメインから離れた所になってしまう為ですから、
バニラエアだけに言われている事ではありません。
この場合はわかりやすくする空港側の配慮もありますが、
やはり搭乗客が空港到着時間のギリギリがネックになっている様です。
トータル的にはバニラエアに関しては、悪評は少ない状態と言った所ではないでしょうか。
バニラエアの事故やトラブル
LCC航空会社の安全性についてかなり危険ではないのか?
ともいわれていますが、実際の所はどうなのでしょうか?
バニラエアでの直近でのトラブルと言ったら、
奄美空港で起きた障害者がタラップを這い上がるトラブル?ではないでしょうか?
関空から同行者5人と一緒に下半身不随の方が車いすでバニラエアに搭乗する際の出来事です。
まず、関空のチェックインカウンターで下半付随と伝えただけで、
搭乗を拒否され同行者が手伝う事で搭乗が許されたと言います。
また奄美空港でタラップから降りる際に3人に車イスを担いでおろしてもらったとの事です。
往路に関しては、チェックインカウンターの対応の不備が言われています。
問題が発生したのは、帰りの便です。
奄美空港のチェックインカウンターで
「この前車いすを担いでおろしたのは社内規則違反でした」
と説明を受け同行者が手伝う事で搭乗する事が可能になるのですが、
タラップ前に車イスが到着して登ろうとした時に制止される事になります。
結果男性はタラップを這って上る事になります。
同行者が足を持ってなんとか登り切ります。
ただ、途中でCAが乗客の搭乗を手伝おうとして駆け下りてきているとも言っています。
CA自体は社内規則云々よりこの乗客を手伝おうとしたのがわかります。
この方は、人権侵害ではないかと鹿児島県障害福祉課に相談した事を明らかにしています。
鹿児島県障害福祉課はバニラエアに対して、
障害者差別解消法第5条の努力義務とされている事に対して、
合理的な配慮がかけているので改善してくださいと通告している様です。
この他には、かなりニュースでも取り上げられたトラブル?
なのか通達ミスなのかで発生した出来事です。
2016年4月17日に台湾発成田便で国際線にも関わらず、
誤って国内線ターミナルへ誘導した事によって、
搭乗客の50人ほどが入国審査を受けずに、入国してしまったトラブルです。
乗客が申し出た事で、誤って誘導した事に気が付いた様です。
このトラブルは、この便が成田に到着した際に、強風のために着陸が出来ず、
一旦中部国際空港に降りる事になった事が発端になっています。
その後、給油を経た後に再度成田空港に向かい21時45分に到着します。
この時に、搭乗客を乗せるためのバス3台がバニラエアの便が、
中部国際空港から到着したことで、国内線と勘違いをしてしまい、
成田空港の国内線到着口に案内してしまった事になってしまったのです。
事故ではありませんが、バニラエアと東京航空交通との連絡ミスが大きな原因となっています。
入国審査無しで入国してしまった50人に対しては、
バニラエアが確実に入国審査を受けさせる事を国土交通省が通達しています。
これで、2度と同じ事が起きないはずだったのですが、
2017年6月18日にもこれと全く同じようなトラブルが再発しています。
2014年5月には前脚のステアリングに不具合が発生。
この時約2時間近く遅延して離陸しているのですが、
機内ではこのトラブルに対して何の説明がないまま成田に向かう事になります。
成田空港上空で、再びステアリングに不具合が発生し、
着陸が出来ないとのアナウンスが機内に流れます。
この時に、ステアリングを修理するとの事で1時間半の間、成田上空を旋回します。
この時の旋回は胴体着陸した際に燃料が空の方が火災が起きない為の処置だと思います。
乗客にはCAから緊急時の体勢の指示と衝撃吸収の姿勢の訓練を行うなど、
かなり緊迫した状況のようでした。
実際の所着陸時には、多少の衝撃は有った様ですが、無事に着陸が出来ましたが、
一歩間違えれば大惨事を招きかねないトラブルだったようです。
但しその後の対応がで、事故についての乗客に対しての説明が無かった事や、
判断ミスをした機長からの謝罪もない状態のようです。
バニラエアで有名なチーフパーサーがいる!?
チーフパーサーと言うと何となく気取ったような感じの方が仕事をしているイメージがありますが、
バニラエアの勤務する竹内チーフパーサーが面白いとTVでも取り上げられている様です。
何が面白いというのかと言うと、最初の機内アナウンスがかなり個性的のようです。
普通なら機長や副操縦士の指名、到着時刻 現地の天候などですが、
この竹内チーフパーサーは搭乗しているCAの面白情報を乗客に披露するなどして、
和やかのムードを演出しています。
「歯磨き粉で顔を洗ってしまった○○さん」
「カエルを食べたことがある○○さん」
などを自分を含めた面白い情報をあえて提供して、
現地までリラックスしてもらいたいと言う配慮からなのでしょう。
普通なら考えられない様な機内アナウンスですが、
一度聞いたら他のCAさんの面白情報を聞きたくなってしまいそうな感じです。
確かに大手航空会社では出来ない様な機内アナウンスができるのも
LCCだからこそなのかもしれません。
まとめ
バニラエアについて紹介してきました。元の出発点がエアアジア・ジャパンとは知らなかった方
も多いのではないでしょうか。
バニラエアになってからは、かなり評判も良くなっているのは事実です。
口コミでは確実に客を捉えている感じがあるのですが、ここ最近のトラブル特に国際線乗客を国
内線出口に案内してしまうなど、
単純なミスが、大きなトラブルとなっているのが、マイナス要因になっている様です。
また一度だけ大きなトラブルに発展しているハンドル操作が出来ない事故では、一歩間違えれば
死者を出す大惨事になってしまった可能性もあります。
LCCだから事故にあっても仕方がないとは思いたくないですから、少しの不安要素があれば確実
になくしてから、飛び立ってもらいたいものです。
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